慕情
第14章 合流…
姫利も王華に気付くと…
「あっ!!王くーん!!無事で良かったぁ」
姫利は王華に手を振っていた…
王華は既に姫利の存在に気付いていて
視線を逸らし…
「べ、別に想い人なんて…いねーし!!」
王華は頬を染めていた…
泡沫は、それを察知し…
「いや、いや…
その反応…明らかに想い人居るでしょ?」
泡沫は真顔で突っ込んだ…
「王くん?大丈夫?
顔…赤いよ…?体調悪い…?」
姫利はいつの間にか
王華の横に並んで一緒に走っていた…
「俺は大丈夫ッ!!姫は大丈夫なのか?」
王華は目を合わさずに、そう言った…
それを見ていた泡沫は…
「うふふ…
キミの名前は姫…って言うのかな…?」
泡沫は何故か嬉しそう