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リバース!(R-18)

第4章 最悪な4日間の始まり始まり

夜になり、歩き疲れた一同は、砂漠では数少ないオアシスにたどり着き、大きなテントを張って休んでいた。

「ああ~…久しぶりに涼しい~…」
ルーシーが夜風に当たって涼んでいると、テントの中から誰かが出てくる気配がした。
見ると、グランがにっこりと笑みをたたえて立っていた。

「……げ」
グランの異変に気づいたルーシーがあわてて逃げ出すと、グランはものすごい速さで追いかけてきた。全力で逃げ回るが、オアシスの中という限られた空間とグランの謎の速さに、ルーシーはとうとう捕まってしまった。

「なんで逃げるの?」
ルーシーを後ろからがっちりと抱きしめながら、グランが耳元で聞いた。

「あ、あんたがなんかおかしいからよ!…何よ、何か用?あたし今回は何もしてないでしょ!」

「俺の水、勝手にほとんど飲んだでしょ。あと、自分のごみを、自分で捨てるのが面倒だからってさりげなく俺のところによこしてたでしょ」

ぐっ…バレてたか。

「そ、そんなの…」

「それに、気持ちよければいいんでしょ?」
こういうことしても、と、グランがルーシーの股に手を伸ばす。

「ちょっ…!いや、確かにそう言ったけど…っんん!」

「今朝遅刻した罰も兼ねて。…あんまり大きな声だすと、依頼主が起きるよ」
股をこすりあげながら、ニヤリと言った。…この外道。

「…んはあっ…ああ、ん」

「胸、さわりたいんだけど」

「さわ、れば…んあっ、いいじゃないの…っはあ…胸当ての、っ上から!」

「依頼主が起きてもいいの?いいなら無理やり剥ぎ取るけど」
言いながら、あな周辺を集中的に攻める。

「っああああ!」
足が震え、腰もがくりと崩れそうになる。

「声大きいよ」
依頼主が起きる、と静かにたしなめ、そっとルーシーの口を手で覆う。

誰のせいよ!

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