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リバース!(R-18)

第5章 攻撃は最大の防御?

ルーシーは、起き上がったそれを、はむ、と軽く口にくわえた。

「んくうっ…」
グランがうめき声をあげる。

「イクまでやめないわよ」
口に含みながらしゃべる。たったそれだけでも今のグランには刺激的だった。先端にゆっくりと一定のリズムで刺激を与える。

「んあ…ふううっんん…」

ルーシーは、続けて舌先でちろちろと刺激した。

「ああっ!…っう、はあああ、ああ…っ」

「気持ちいい?気持ちいいでしょ」

「は、ああ!あっ…ああああっ!!」

動きを速め、反応のいい箇所を狙って集中的に攻め立てると、グランの腰が痙攣し、がっくりと崩れた。そのままグランは動かなくなった。

「ヤられてるときのあんたってすごい素直よねぇ。…ちょっとあんたのこと、好きになってきたかも」
なんてね、とグランの唇に口づけをすると、脱がせた下着を上げ、ズボンも元通りに履かせた。

「一応あたしにも良心はあるからね。あ、剣は抜かないわよ。朝までそこで大人しくしてなさい」
そう言うと、ルーシーは踵を返す。



「ヤり逃げ?」

その声に振り返ると、ルーシーの剣が刺さったグランの袖口に、ぼう、と炎が上がるのが見えた。

「……げ」

で、でた?

「すっげぇ気持ちよかった。ねえ、俺にもルーシーを気持ちよくさせてよ」

でたあっ!

「…嘘でしょ」
ルーシーは固まった。

アイツが自分の服を燃やすなんて。…あれ絶対良い服よ。
グランが腕を下ろし近づいてくる間も、ルーシーはまったく動けずにいた。

「ほんと。気持ちよくしてあげる」

そうじゃないわよっ!

「あああたしがやりたくてやったんだから、別に気をつかってくれなくていいのよっ?」

「だめ。俺もやりたい」
グランががっしりとルーシーの肩をつかむ。

「いやっ、あの…っ!本当に」
ルーシーの言葉もむなしく、そのまま押し倒されてしまう。

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