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リバース!(R-18)

第3章 リバース!

「…なぁんてね。ちょっと弱みを見てみたかっただけよ」
ルーシーは手の動きを止め、突き立てていた剣を抜く。

「どう?あたしのこと、もっと軽蔑したでしょ」
ニヤニヤと、顔を覗き混む。頬に赤みはまだ残っているものの、グランはまっすぐにこちらに顔を向けた。


「…おまえ、思ったより肌白いんだな」
意外にも無表情だった。期待したものと違い、ルーシーは拍子抜けだった。

っていうか、なにいってんの?

「は?…まぁ、久しぶりにお風呂に入ったからね。さて、さっきの続きに戻るわよ」
つかんでいた手を離し、離れようとしたとき、逆に手首をつかまれる。

「ああ。“続き”をね」
口許に微かに笑みを浮かべて、ルーシーを引き寄せる。その反動でルーシーがつんのめった隙に、グランは後ろにまわりこむと、がっしりと抱え込む。ルーシーの剣を鞘ごと外し、放り投げた。いつもの胸当ては、入浴のときにルーシーが自身で外していた。

「ちょ、ちょっと…」

なにしてんの…!?

「続き。やるんでしょ」
ニヤニヤと、グランは言った。

先ほどとはまるで別人だった。それどころか、今までに見たことのないような彼だった。

「うん、片づけね!」
ルーシーは離れようとする。しかし、腰をがっちりとつかまれ、動けなかった。

「違う。ほんとはわかってるんでしょ」
言いながら、胸元に手を滑り込ませる。ルーシーは元々露出度の高い軽装だったが、胸当ての外されたそこは薄手で、簡単に侵入を許した。

「さっきのはちょっと困らせたかっただけっていうか…そういうつもり全然なかったし、なんていうか」

「俺だけ弱み見せるなんてフェアじゃないよね?」
言いながら、ルーシーの胸の感触を楽しむ。

う…。ま、まぁそうだけど。

「でも、気持ちよかったでしょ?」

「うん」
あっさりと言う。手の動きが激しくなり、ルーシーはあわてた。

「んあっ!じゃ、じゃあいいじゃないの!」
ひたすら身をよじるが、いくら鍛えているとはいえ、体重をかけられると男性であるグランにはかなわなかった。

「気持ちよければいいんだね?」

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