一夜限りでは終わりたくない
第1章 一夜限りの関係
高柳は私を玄関へ押し込むと、ドアの鍵を閉めた。
「奈々ちゃん、良かったら僕の女にならない?毎日たくさん可愛がってあげるから…」
高柳は私を壁に押し付けると、顎を押さえて無理やり口づけをした。
抵抗しても男の力には敵わない。
さらに、顎を押さえていた手は強引に私の口を開けさせて、そこへ舌をねじ込ませた。
舌はねっとりと私の口内を舐めまわす。
強引な口づけだが、私の弱いところを探すように刺激する。
いつしか口角から二人の唾液がまざり顎をつたう。
不覚にも感じてしまう自分がいた。
この男はかなりキスが上手く、遊び慣れているのだろう。
いつの間にかブラウスの釦は外されて、下着の中に高柳の手は入り込み、胸を鷲づかみされる。
指と指の間に胸の突先を挟まれ、ビクッと体が震えた。
「感じやすいね…奈々ちゃん、そろそろこっちも触って欲しいのかな…」
高柳はスカートをめくり上げ、ストッキングの中に手を差し込むと、下着越しに敏感な部分を刺激した。
すると、高柳はフッと小さく笑みを浮かべる。
「奈々ちゃんのここ、なんか濡れているよ…どうしたのかな?…僕のキスで濡れちゃった?」
「ち…違います…止めてください!」
「じゃあ…直接確認してみないとね」
高柳はストッキングと下着を一緒に勢いよく下げると、私の蜜が溢れる口へ指をねじ込ませた。
指は私の中を探るようにぐるぐると掻きまわす。
するとクチュクチュといやらしい水音が出てしまった。