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終わらない物語

第2章 間違って連れてこられた少女は騎士様に恋をする

「君が、クレハだな?」

「い、いえ、違いますっ……。私は妹の葉月です……!」



 私は突然、異世界に飛ばされた。
 本屋で漫画を買おうと棚に手を伸ばしたら、突然謎の光に包まれて、気づいたら西洋の鎧を身に纏った兵士たちに囲まれていた。
 そしてその中から、王子様のような格好をした金髪イケメンに話しかけられた。



「ハヅキ? クレハではないのか?」



 この人、どうして私のお姉ちゃんの名前を知っているんだろう……。瞳の色が青いし、日本人じゃないよね? どうして言葉が通じるの? ここはどこなの?


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