
終わらない物語
第2章 間違って連れてこられた少女は騎士様に恋をする
「大丈夫か?」
呆然と座り込む私に、鎧を纏った兵士が手を差し伸べてくれた。
「俺は王立騎士団団長、カインだ。わからないことがあれば、なんでも聞いてくれ」
そう言うとカインは、兜を取って顔を見せてくれた。
黒髪イケメン……!
しかも瞳の色はエメラルドグリーンで、なんだかこの顔に見覚えがあるような……。
「―――あっ」
私はハッとした。まさかここは少女漫画の『間違って連れてこられた少女は騎士様に恋をする』の世界なんじゃ!?
確か表紙のイラストに金髪イケメンと黒髪イケメンがいたような気がする。でも私はその漫画を読んでいない。だってついさっき、本屋で一目惚れして買おうとしてたところだったから……。
呆然と座り込む私に、鎧を纏った兵士が手を差し伸べてくれた。
「俺は王立騎士団団長、カインだ。わからないことがあれば、なんでも聞いてくれ」
そう言うとカインは、兜を取って顔を見せてくれた。
黒髪イケメン……!
しかも瞳の色はエメラルドグリーンで、なんだかこの顔に見覚えがあるような……。
「―――あっ」
私はハッとした。まさかここは少女漫画の『間違って連れてこられた少女は騎士様に恋をする』の世界なんじゃ!?
確か表紙のイラストに金髪イケメンと黒髪イケメンがいたような気がする。でも私はその漫画を読んでいない。だってついさっき、本屋で一目惚れして買おうとしてたところだったから……。
