
はなことば
第9章 Clematis《ドSなご主人様》
" 「脱いで四つん這いになれ」"
"「下着をつけるな。直接、制服を着ろ。」"
"「反省して、目隠しして裸でいろ」"
今まで色々な命令をくだされた
普通であれば
逃げ出す女が多いだろう
でも私は変わっている
こんなご主人様が
好きなのだ
心から愛しているのだ
.
慶「志乃、」
志乃「はい。」
慶「呼んだらすぐ来い。遅い。」
志乃「申し訳ありません。」
慶「風呂の準備はできているか?」
志乃「はい。」
慶「入る。準備をしろ。」
志乃「かしこまりました」
慶様の洋服を準備し
お風呂場に向かった
志乃「慶様…お洋服、置いておきますね」
慶「志乃、」
志乃「はい、いかがされましたか?」
慶「お前も入れ」
志乃「え?……」
慶「服を脱いで、入ってこい」
初めてだった。
一緒に入るのは。
志乃「か、かしこまりました…」
脱衣を済ませ身体にタオルをまきつけると
ドアのノックした
志乃「失礼します…」
慶「志乃、身体を洗ってくれ」
志乃「はい。かしこまりました。」
ポンプでボディーソープを出そうと
手を伸ばした
その時だった
ヒラっと
タオルがはだけた
志乃「キャッ……」
慶「そのままで」
志乃「え?」
慶「タオルは巻かなくていい。そのままで。」
志乃「……かしこまりました」
はだけたタオルを畳み
傍に置いた
再びボディーソープに手を伸ばし
手で泡を立てた
志乃「失礼します…」
慶様の腕に手を伸ばしかけた時
慶「おい。」
志乃「はい。」
声をかけられ思わず手を止めた
慶「手は使うな」
志乃「……え、でも……」
慶「ここがあるだろ…」
そういって胸を指さす
志乃「……かしこまりました」
