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はなことば

第3章 Gyssum grass《社長》



週末のイベントも大盛況に終わり
その翌日のことだった


課長「……青島、ちょっといいか」

葉月「はい……」

蜂谷「葉月さん!
正社員の話じゃないですか?(小声)」

葉月「あっ…、、…行ってくるね」


蜂谷「頑張って!」



課長に呼ばれ、会議室に入ると
人事課の人が座っていた


葉月「失礼します……」

課長「…ちょっと話があってね」

葉月「はい…」

人事課「青島さん、、直球にお話します。
次回の更新ですが……」

葉月「はい……」

人事課「今回で、更新はしない方向になりました」

葉月「……え?」

課長「今月で契約終了だから、荷物整理しといてね」

葉月「え、ちょっと待ってください!あの…
…噂で正社員採用があるって聞いたんですけど」

課長「あぁ、それは別の人に決まったから」

葉月「誰ですか?」

人事課「別の課の方です」

葉月「……そうですか。クビ……ですか」

課長「クビって言い方やめてよー、契約終了だから。
派遣社員なんだから分かってたことでしょう?」

葉月「……そうですよね。
わかりました。3年間ありがとうございました」



クビ……だった。
正社員になれるかもと完全に浮かれていた。

馬鹿だ。
私みたいな人、代わりなんていくらでもいるのに
なにを期待していたんだろう……



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