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はなことば

第3章 Gyssum grass



お互い身なりを整え
手を繋いで社長室を後にしようとした時だった



葉月「あっ、机にあるあの花、可愛いですね」

凛太郎「あっ、かすみ草?」

葉月「かすみ草?」

凛太郎「あっ!ちょっと待って」


そういうと近くにあったA4サイズの紙に
花を包んだ


凛太郎「感謝の気持ちを込めて」

葉月「…これ貰って大丈夫なやつですか?」

凛太郎「…んー…多分?」

葉月「多分ってꉂ(ˊᗜˋ)
…でも、ありがとうございます」




お花を片手に、
エレベーターを待っている時だった


凛太郎「待って、俺天才かも」

葉月「ん?」

凛太郎「かすみ草の花言葉、見て」


スマホの画面を見せてくると
そこには


「感謝」

の文字が。


葉月「感謝…」

凛太郎「本当の意味で
感謝を込めてのプレゼントだったわ」

葉月「そしたら次は私がプレゼントします。
社長にかすみ草あげます。」

凛太郎「社長に?」

葉月「あっ、、凛太郎さんに。」

凛太郎「よく言えました」

葉月「…///」

凛太郎「でもいいよ、俺に買わなくて。
俺があげるから…この先ずっと。
記念日にプレゼントする」

葉月「……じゃぁ楽しみにしてます。」



かすみ草は
私たちにとって特別な花になった


この先もずっと__
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