はなことば
第4章 Chocolate cosmos《元カレ》
萩花「カンパーーイ!!」
「何回乾杯するのよ萩花」
今日は大学のサークルの同窓会
27歳_
あっという間に歳をとった
「萩花、彼氏は?」
萩花「いませんけど何か?」
「もっないなぁ、
え!……まさかまだ忘れてないとかないよね?」
萩花「……何が?」
「 "秋口彩人" 」
萩花「名前を出すなコラ!」
「だって、、萩花といえば彩人くんだからさ」
萩花「若かりし頃の思い出よ、そんなものは」
「とにかく!!私は萩花の幸せを祈ってる」
萩花「ありがと」
「今日も呑むぞーーーーーー!!!」
相変わらずこのメンツで集まると
大学生呑みが抜けない
.
呑みすぎた…
頭フラフラする……
萩花「嘘っ!時間やばっ!」
終電まであと少し
解散後、駅まで全力で走った
息を切らして走ったかいもあり
萩花「よかった!間に合った」
電車の発車音と同時に乗り込んだ。
萩花「……彩人元気かな」
誰もいない電車の中で思わず声が漏れ、
ふいにそう思った直後だった
フッと意識が遠くなり
気がつくと……
寝てしまった。
萩花「( ゚∀ ゚)ハッ!」
目覚めた頃には最寄りの駅から5駅も先にいた
萩花「やっちゃった…」
慌てて電車をおり
辺りを見回す
萩花「どこここ……」
とりあえず、携帯を出し
近くのホテルや満喫を検索
萩花「満喫ないの?!
しょうがない、とりあえずホテル行ってみるか…。」
立ち上がろうとした時だったフラっとして
尻もちを着くようにまたベンチに腰をかけた
萩花「っっ!……いった………はぁ」
そうしてまたフッと睡魔が襲い
私は目を閉じた