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はなことば

第7章 Sea Holly《兄妹》





私たち兄妹は
血が繋がっていない


高校三年生の雨宮 虹輝は
母の連れ子で

高校二年生の雨宮 色羽は
父の連れ子


1年前、父と母が再婚し
私たちは兄妹になった




.

19時_


虹輝「色羽、明日バイトだよね?」

色羽「うん。21時まで。」

虹輝「じゃぁ迎えに行くから、入口で待ってるね」

色羽「いや、大丈夫だよ?1人で帰れる。」

母「いいじゃない、夜は危ないし」

虹輝「そうだよ、21時すぎたら危ないよ。」

色羽「…うん。わかった…ありがとう。」




なぜか虹輝は、
血も繋がらない妹の私にとても甘い__


.


21時_


部屋にいた色羽はリビングへ行くと
母の姿があった


色羽「あれ?虹輝は?」

母「お風呂じゃないかしら?」

色羽「そっか」

母「どうして?」

色羽「宿題で分からないとこあって」

母「そう。じゃぁ、出てきたら虹輝に伝えとくわ」

色羽「うん。
お父さん、今日も遅いの?」

母「そうなのよ、、最近忙しいみたいで。」

色羽「そっか。
それじゃぁ私、部屋いるね。」

母「うん。わかったわ。」


母とは
正直今も、少しぎこちない。
でも、" お母さん "と1年経って
最近ようやく呼べるようになった。


実の母は
私が幼稚園生の時、家に帰ってこなくなかった。
外に男を作って、父と私を捨てたのだ。
そんな人を母とは思っていない。



私の母は
今の母だけだ。







ガチャ


色羽「はぁ…」

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