
はなことば
第7章 Sea Holly《兄妹》
抑えなければいけない気持ちを
この禁断の気持ちを
もう止めることはできない_
.
翌朝_
母「おはよう、虹輝」
虹輝「はよ。……あれ?色羽は?」
母「もう、学校行ったわよ」
虹輝「え、」
母「なんか、、当番があるとかで」
虹輝「っ!…俺ももう行くわ」
母「え?、なんかあったの?」
虹輝「あ、いや、別に。」
母「朝ごはんは?」
虹輝「ごめん、パス」
母「そう。。じゃあ気をつけてね。
お母さん、夜勤で疲れてるからそろそろ寝るわね。」
虹輝「うん。ゆっくり寝て。」
色羽のやつ、当番なんて言ってなかったのに_
それに、あんなことあって
1人で出歩くなっつーの。
それともあいつ…
俺の事、避けてる……?
.
ガラッ
女子生徒「雨宮先輩?」
虹輝「おはよう……色羽どこいるか知ってる?」
全速力で自転車を漕ぎ
学校へ向かうと
一目散に色羽の教室に向かった
まだ朝早いこともあって
教室には女子生徒が1人。
女子生徒「色羽ちゃんなら、
保健室じゃないですかね」
虹輝「保健室?」
女子生徒「今月の保健だよりの当番、色羽ちゃんなんです。」
虹輝「そっか、ありがとう」
女子生徒「いえ」
虹輝は
急いで保健室に向かった
