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はなことば

第7章 Sea Holly《兄妹》




保健室_


ガラガラ



色羽「っ!虹輝…」

虹輝「やっと見つけた」

色羽「なんでここ…」

虹輝「クラスの子に聞いた」

色羽「…何しに来たの」

虹輝「……別に。」

色羽「なにそれ…」

虹輝「昨日のこと…」

色羽「やめてよ!こんな学校で…」

虹輝「誰もいないじゃん!」

色羽「でも、誰かに聞かれてたら……」

虹輝「聞かれたら?」

色羽「っ、、」

虹輝「来て。」


色羽の腕を引っ張ると
保健室のベッドに座らせ
カーテンをしめた


色羽「ちょっと!」

虹輝「俺は、後悔してないよ。」

色羽「っ、、」

虹輝「ダメなことって…わかってる。
これは…ダメだって、、何度も思った。
わかってる……わかってるけど…
俺は色羽が…

色羽「ダメ。言わないで。」

虹輝「っ、」

色羽「それ以上は…言わないで。」


色羽はそういうと
虹輝の制服のネクタイを引っ張り
キスをした


ッ___




虹輝「っ……色羽?」

色羽「私だって……後悔してない。
でも……兄妹だから。
頑張って、気持ち抑えてるの。
家族だから…この気持ちはダメなんだよ。」

虹輝「……色羽、


虹輝は名前を呼ぶと
色羽の両頬をそっと手で包み
再び唇を重ねた


ッ___




虹輝「これは……2人だけの秘密にしよう。
この気持ちは…2人の秘密に。」











この日を境に
私たちは禁断の関係になった_



父と母には
友達には











誰にも知られてはならない_

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