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はなことば

第7章 Sea Holly《兄妹》




虹輝「ノ……ノックしろよ!!」


色羽「したよ…何回も声かけたし……」


虹輝「……まじ最悪」


色羽「そんなこと……してると思わないじゃん。
妹が家にいるのに。」


虹輝「……寝てたから…」


色羽「さっきお母さんから電話あって起きたの。
……帰り、明日じゃなくて月曜日になるって。
虹輝に連絡したけど返事ないからって。」


虹輝「…そ、…そうなんだ」


色羽「うん。」


虹輝「……っで、、まだ何かある?」


色羽「……1人で続きするの?」


虹輝「…え?あ、えっと……」


色羽「……手伝ってあげよっか?」


虹輝「え……?」


色羽「……何、妹じゃ物足りないわけ?」


虹輝「え……いや……」


色羽「だから私には…キスだけなんだ」


虹輝「そうじゃない!!
さすがに嫌かなって思って。遠慮してたんだよ。」


色羽「嫌なの?」


虹輝「俺じゃなくて!!
色羽が……嫌がるかもって…怖くて。
嫌われたくないし……」


色羽「嫌じゃない……嫌じゃないもん。
するなら……虹輝がいい。」


虹輝はベッドから起き上がると
色羽をベッドに押し倒した



虹輝「……本当にいいんだな?」


色羽「……うん。」

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