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はなことば

第7章 Sea Holly《兄妹》




2人きりでも
いつもの日常と変わらない。


ただ少し、キスの回数が増えた。


堂々とリビングで何度も唇を重ねる。



父と母の目を盗むことも

帰りの時間を気にする必要もない。




なのにまだ、、


この先に進めない。




.




数日後_

今日は土曜日で学校が休み。

2人で家にいると、
母から連絡があった。



虹輝「色羽、お母さん明日帰ってくるって。
今連絡きた。」

色羽「そっか。そうなんだ…」

虹輝「うん。父さんはまだ入院中だけど、
お母さんは仕事あるから1回帰ってくるって。」

色羽「うん。わかった。」



ということは
今日が最後の2人の日_


お昼ご飯を食べ終えると
睡魔が襲い、色羽はついソファで
うたた寝をしてしまった


色羽「……zzz」

虹輝「ったく、こんなとこで」


傍にあった大きめなブランケットを
色羽に掛けようとしたその時だった


ショートパンツのルームウェアの隙間から
ピンク色のパンツが見えていた


虹輝は目を逸らし
すぐにブランケットを掛けた


虹輝「…」


虹輝は部屋に戻ると
ベッドに横たわった



このムラつきを
どう対処しようか__



色羽はまだ眠りについたばかり
するなら…今しかない。



虹輝はズボンとパンツを下ろし
携帯でAVを開き始めた



音が漏れてはまずい。



近くにあったイヤホンを耳につけ、
ひとりの世界へ。




虹輝「あッ……アッ…ッ」


自らの棒を握りしめ
上下に動かした



もうすぐ絶頂を迎えそうな時だった



「こう……き」


「虹輝ってば!!!」



虹輝「うわっ!!!」


目の前にいる色羽に驚き
とっさに息子を隠した

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