
幽霊の悩み事
第1章 幽霊の悩み事
悪霊が入った僕の身体は四つん這いになって、よだれを垂らして、部屋の隅で唸り声を上げていた。
父さんはさっきコンビニで買った酒の瓶を取り出すと、僕の身体にぶっかけた。更に一掴みした粗塩を投げかける。
「よし、連れて行くぞ」
酒と塩で悪霊の力が弱まったのか、僕の身体はぐったりしていた。
父さんは僕の身体をおんぶしながら看護師に頭を下げて、病室をあとにした。
これで終わったわけじゃない。神社に連れて行って、お祓いをしないといけない。神様の力を借りるのだ。
『うわあ〜、お酒臭い』
いつの間にか相沢はるかが車の後部座席に座っていた。
『気持ち悪いから、行くね』
そう言うと、相沢はるかは飛んで行ってしまった。
父さんはさっきコンビニで買った酒の瓶を取り出すと、僕の身体にぶっかけた。更に一掴みした粗塩を投げかける。
「よし、連れて行くぞ」
酒と塩で悪霊の力が弱まったのか、僕の身体はぐったりしていた。
父さんは僕の身体をおんぶしながら看護師に頭を下げて、病室をあとにした。
これで終わったわけじゃない。神社に連れて行って、お祓いをしないといけない。神様の力を借りるのだ。
『うわあ〜、お酒臭い』
いつの間にか相沢はるかが車の後部座席に座っていた。
『気持ち悪いから、行くね』
そう言うと、相沢はるかは飛んで行ってしまった。
