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閑な湖畔のモリモ~リ 第3弾

第3章 青年の名は…


「そうだな…
だけど青年よ…知っているか?
パンは雨の日に買うのが一番旨いんだぜ…」

 と、ピーターは、そう言うと…
クリームパンを青年に手渡した…

「はぁんむ…もぐもぐ…本当だ…
美味しいですね…」

 と、その青年は嬉しそうに頬張り…
あっという間に食べてしまった…

「まだまだ沢山あるから、いっぱい食べろ」

 と、ピーターは青年にパンを勧めるが…

「いえ…もう、これで満足しました…
ありがとうございます…それより…」

 と、その青年は頬を染め
モジモジし始めた…

 ピーターは不思議に思い…

「どうした…?熱でもあるのか?」

 と、心配そうに聞いた…

「い、いえ…ちょっと喉が渇いたなぁ…
って思って…」

 と、青年は俯いてしまった…

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