
絡み合う世界 第2弾
第3章 嘘の世界
Soraは教室から出て行き
バケツに水を入れて廊下に立つ…
だが、しかーし…
騒がすには居られなかった…
何故なら…横から熱い視線を感じたから…
「ちょっと…何、俺を見つめてんの…?
野郎に惚れられても困るんだけど…?」
Soraは目線を合わさずに、そう言うと…
「君…自意識過剰…じゃないね…
それって、どっち…?この世界は
嘘の世界だよ…真実は話して…良いよ…」
その青年は不器用に、そう言うと…
「アハハ…君…嘘が下手だね…」
Soraは笑いを堪えながら、そう言った…
「はぁ?僕は嘘が下手…
じゃないよ…それに「君」じゃない…
umi.って言うんだけど…」
umi.はSoraに真実を話してしまった…
