早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~
第5章 お礼
「……まさか早乙女君に脅されたりしてないよね?」
「そうだ!美羽くらい可愛いなら早乙女君が目付けられてもおかしくないし」
「そんな事ないもん…龍牙君すごく優しくて、格好良くて…私、龍牙君の事好きだもん!」
姫野の言葉に驚き過ぎてバッと姫野の声のする方を見てしまった。
すると姫野と目が合って、その瞬間姫野は顔を真っ赤にさせた。
「あっ……うぁ……」
「何その話!?」
「嘘でしょ!?本当何があったの!?しかも、好きになるの早くない!?」
俺は急いでまた寝てるフリをした。
………姫野が俺の事好き?
いや、好きっていうのにはライクとラブがあるし恋愛的なやつとは限らない。
変質者から助けたアレが効いてるだけだ。
……しかし、今の流れで思いっきり目が合ったというのにこのまま何も話さないわけにはいかないよな。
俺が姫野の事恋愛的な意味で好きになるのは迷惑な気がして抑えていた。
姫野からしたら変質者から助けてくれた良い人だから他の友達と同じ様に接してくれているのに勘違いしそうだったから。
そりゃあ…特に昨日なんて何度も姫野と結婚したいと思ったけどな。