早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~
第6章 放課後デート
駅前に来たけど、引っ越してきたばかりだから何のお店とかあるかわからないなぁ…
「龍牙君行きたいところある?」
「行きたいところ……じゃあ、ゲーセン?みんな学校帰りとか寄るだろ?休みの日にありすとは行く事あるけど……って!こういう感じの時に女子と行くところじゃねぇな?えーっと…」
「ゲームセンターでいいよぉ、結構好き」
「そうか?じゃあ、こっちだ」
龍牙君に手を引かれて着いていく。
ずっと手繋いで歩いてくれてるけど……ちゃんと意識してくれてるかな?
ありすちゃんと手繋いで歩いてるから手繋ぐのも慣れてる気がする…
ゲームセンターに着くと、UFOキャッチャーがたくさんあって目移りしてしまう。
すると、龍牙君はよく小さい子が遊んでいるお菓子とか小さい人形をすくって取るタイプの機械に向かって行く。
「お!ありす。ほら、ありすの好きなキラキラの石あ……る……あああぁっ!違う!いや!マジでごめん!」
やっぱり完全にありすちゃんといるのと同じに思われてた…むぅ…でも、ありすちゃんといる時間長いし仕方ないよね。
意識して貰えるように頑張ろう…!
「気にしなくていいよ?これからいっぱい遊んで龍牙君に意識して貰えるように頑張るもん」
「いや…意識してないわけじゃねぇよ?むしろ意識し過ぎてニヤけるから意識しないようにありすを連れてる時の事考えてて…言い訳くさいな」
龍牙君は目を泳がせながら鼻を触った。