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早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~

第6章 放課後デート



「……そういう姫野は……どのくらいいたんだよ?」

「へ…私もいた事ないよっ…中学からこの前まで女子校だったし…」

「まじか…」

「へへ…私達似てるね」

「全然似てねぇだろ」

「えー!歳離れた兄弟いるところとか、付き合った事ないところとか共通点いっぱいあるよ?」

龍牙君は最初は口数は少なかったけど、話してるうちに昨日の遥斗と話してる時みたいに話してくれるようになっていって心を開いてくれてるみたいで嬉しい。

話しながら歩いていると、家に向かう住宅街への道と駅に向かう方の道の路地に差し掛かった。


……家着いちゃうと、龍牙君との時間終わっちゃうな。
まだ龍牙君と一緒にいたい。

「龍牙君……駅の方に用事ない……かなぁ?なんて」

もう少し一緒にいたいって言えば良いのに変な言い方しちゃった…

私は龍牙君と繋いでる手をキュッと握っていた。


「特に用事は…あー…そうだよな。普通友達同士って学校帰りに何処か寄るもんだよな……じゃあ何処か寄っていくか?」

龍牙君は何か考えながらそう言ってくれた。

「うんっ」

「俺、親に頼まれた買い物とありすの迎え以外で寄り道すんの初めてなんだよな」


龍牙君は何となくワクワクした顔をしていて…可愛い。


寄り道するのにこんなワクワクしてる可愛い龍牙君に友達がいないなんて…


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