早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~
第6章 放課後デート
姫野は俺の左腕を掴んでフィギアを取るのを真剣に見ていて、それが可愛過ぎて一生クレーンゲームをやっていたい。
気を取り直してクレーンゲームに集中すると2回で取れてしまった。
「えっ!?わあぁっ!龍牙君すごい!」
取れた瞬間姫野は掴んでいた俺の左腕に抱き着いて来て、姫野の胸が当たっていて取れた事よりもそっちが気になってしまう。
…姫野は純粋な気持ちなのに俺はなんでこんな穢れてるんだ!
姫野は嬉しそうに景品の悪役のフィギアを取り出した。
「…あと3回出来るからヒーローの方やってみるか。一応二つ合わせられるっぽい」
何も意識していないように装いながら二つ揃うとバトルしている様に飾れるヒーローの方にも挑戦するとかなり調子が良く、残っている回数で取れてしまった。
「すごいっ!こっちも取れちゃった!龍牙君格好良い!」
「…いや、たまたまだからな?普段こんな取れる事ないから。両方やるよ」
「本当にもらっちゃって良いの…?」
「姫野が欲しかったやつだろ」
「ありがとう…」
これで俺は姫野の恋人にでもなった気分になったのか、本能が働いたのか……
この日の夜。
姫野とエロい事をする夢を見て二年くらいぶりにガッツリ夢精をしてしまい、学校に行く途中に公園のゴミ箱に袋にいれた汚したボクサーパンツを捨てた。
はぁ……浮かれ過ぎだろ……