早乙女くんがヒロイン?~エッチ表現有りバージョン~
第2章 散歩
今日は始業式のみで午前中に学校が終わり、さっさと家へと帰宅した。
俺の家は学校から徒歩30分。
俺の見た目とは全く似つかわしくない赤い屋根のメルヘンチックな一軒家で、母さんの趣味のガーデニングでほぼ年中家の周りには綺麗な花が咲いている。
「りゅう君おかえりなさい~」
「あぁ」
「ただいまでしょ~?新しいクラスでお友達出来た?」
「…もうガキじゃねぇんだからいちいち報告しねぇよ」
「もう!りゅう君冷たい事言わないの!あと少しでお昼ご飯出来るから着替えてきてね、あと午後にお散歩行くからドーナツちゃんもお散歩用のお洋服着せてあげておいてくれる?」
「いつも言ってるけど散歩用の服いらねぇだろ」
……母さんも俺とは全く似ていないなんかふわふわしている。
俺は本当に母さんの子なのか何度も悩んだ事がある。
そしてドーナツというのは飼い犬のフレンチブルドッグ(♀)。
俺は文句を言いながら制服を着替えてからドーナツのいるリビングに向かった。