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先生との情事

第1章 保健室① 看病

私はその日体育のソフトボールの授業で、ボールが太ももに直撃しそこを打撲してしまった。

体育の先生に保健室に行くように言われたので、私はジャージのまま向かった。

しかし保健室は閉まっていた。明かりも点いていないようだ。


「依田さん?」

後ろを振り向くと洲崎先生がいた。担任の先生である。

「あっ」

「保健室は閉まってるけど」

「え?」

「修学旅行で先生が不在だから」

2年の修学旅行に保健室の先生が同行しているため、明日までは保健室が閉まることを今思い出した。

「何か体調悪いの?」

「あの… 体育で怪我しちゃって」

「え、大丈夫?」

「でも打撲なので大丈夫です」

「打撲でも処置した方がいいと思うけど」

「まあ、はい…」


「ちょっと待ってて、俺保健室の鍵持ってくるから」

「え?」

先生は少し小走りで職員室に向かい、保健室の鍵を持ってこちらに来た。


「あっ、すみません」

「大丈夫だよ。入って」

先生に誘導されるがまま、私は保健室に入った。

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