テキストサイズ

キセキ

第14章 Vol.14〜つごもりに

「わっかんないかなー。
 まあいいや!
 とにかく。あたしと結婚したからには
 来年も、次の年も、その次の年も、10年後も、20年後も、
 あなたはここにいなきゃいけないの!
 わかった?」

僕は笑って頷いた。
 紅白が幕を閉じる。
  今年は紅組が優勝したようだった。

除夜の鐘が、今年の終わりを告げる。
 僕にはよくわからないキセキを噛み締めている彼女は
  いつの間にか眠ってしまっていた。

年が変わる。
 二人の新しい年が始まった。
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ