テキストサイズ

Lの禁忌 〜taboo〜

第2章 【百合、咲き乱れる】






それと、ごめんね
私は結構面倒臭い性格だから
かおるの事、試しちゃう時があるの
愛されてるってわかっているのに
わざと嫉妬させたり煽ったりしちゃう
旦那さんの事でかなり傷つけちゃってるのにね
無神経だなって後になって思う
謝るといつも、
どんなまりさんでも好きは変わらないのでって
かおるの方が、よっぽど大人だ……




「今度は私が夜這いに行っても良いですか?」


「えっ……うちに?」


「だってまりさん、お子さんの事気になるでしょ?そっちだったらまだ安心かなって」



確かに、子供たちは別の部屋で寝てる
「まりさんがOK出してくれたら行きます」って
可愛くお強請りされたらダメなんて言えないじゃない
「じゃあ、今度は私のベッドにおいで」と言ったら
めちゃくちゃ嬉しそう



そんな2人の記念日セックス……スタートです







「まりさん、お待たせしました」


「いらっしゃい……待ってたよ……」




私が待ってたベッドに潜り込んで来る
ヤル気満々の私たちを着飾るものなど必要ない
すぐに脱ぎ合って重なる



「まりさん…あったかい……」



「温めてたんだよ、かおるの為に」




抱き合い肌を重ねていく
胸に顔を埋めてくるから、抱き締め返す
しばし体温を共有して唇を重ねると布団を剥ぎ落とす
最近は私の思惑にまんまとハマって、嫉妬に狂い続けたよね




「今日は私たちが付き合い出して2ヶ月の記念日ですよ」



「知ってるよ、旦那さんとも記念日にしたことないって言ったら信じてくれる?」



「はい…もちろん…私がまりさんにとって初めての記念日セックスの相手…すごく嬉しい」



そんな事で悦んでくれるかおるが愛おしい
明日、旦那さんが帰って来るからセックスするんだろうなってそんな心配してたんでしょう?
どうかな、もしシたらその後、お仕置きしてくれるの?
なら、シても良いかなって最低だね、私……





ストーリーメニュー

TOPTOPへ