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国家特別プロジェクト

第23章 ラーメンの湯気と学びの余韻

部屋でごろごろしていたら、コンコンとノックの音が響いた。
こころが立ち上がり、ドアを開ける。

「まりかちゃん、呼ばれてるよ!」
不思議そうに顔を上げると、そこに立っていたのはげんだった。

「夜にごめん💦……少し、話さない?」
柔らかな笑顔に、胸が少しだけ高鳴る。

「うん、いいよ👌🏻」
答えると、こころが微笑んで「行ってらっしゃい😊」と送り出してくれる。

女子会で、私の本音を知ってくれたから……こころの“いってらっしゃい”は、ただの一言以上にあたたかく感じられた。

裏庭に出ると、月明かりが芝生を淡く照らし、虫の声が静かに響いていた🌙
夜風が頬をなで、静けさの中に心が解けていくようだった。

その片隅に置かれたベンチに、私とげんは並んで腰を下ろす。

「今日、全然話せなかったから……話したくてさ😄」
げんが少し照れたように笑う。

私は思わず微笑んだ。
「私も……話したいって思ってたよ😊」

その言葉にげんの表情がぱっと明るくなる。

「この前、まりかが美容クリニックの事務してるって話してたじゃん? ホームページ見てみたんだけど……めっちゃオシャレでびっくりした!😳」

「えっ、見てくれたの?」
思わず目を丸くしてから、自然と笑みがこぼれる。

「わざわざ見てくれてありがとう☺️……実はね、職場のインテリア、すごくおしゃれで自慢なんだよ✨」
気づけば声が弾んでて、げんもにこにこと耳を傾けてくれていた。

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