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6時55分、館内に柔らかなアナウンスが流れた📢
――「参加者の皆さん、7時から朝食となりますので、食堂へ移動してください」

眠気を少し残したまま食堂へ足を運ぶと、入口に貼り紙がしてあった。

『総理大臣からスイカの差し入れをまたいただきました🍉』

「あ、やった〜！😄」とあいかが声を弾ませる。
「総理大臣って太っ腹〜👏🏻」まつりが感心したように笑い、
「前回すっごく甘くて美味しかったから、また食べられるの嬉しいなぁ😋」とこころが頬を緩めた。

テーブルに並んでいたのは――
焼きたての香りがふんわり漂うバターロールが2つ。つるんとした表面に、ほんのり黄金色の艶が光っている。
人参をじっくり煮出した冷たいスープは、鮮やかなオレンジ色で、ひんやりと喉を潤してくれそうだった。
シャキシャキのレタスにラディッシュの紅、玉ねぎの白が映えるサラダ。
そして小皿には、カリフラワーとミニトマトを漬け込んだピクルスがちょこんと盛られ、鮮やかな彩りを添えている。
お待ちかねのスイカは2カット。瑞々しい赤色が眩しく、黒い種の並びさえ愛おしく見えるほどだった。
さらにグラスには、冷たい牛乳が注がれていた。真っ白な色合いが、朝の爽やかさを一層引き立てている🥛✨

「いただきます！」
声を揃えて手を合わせ、みんなで食べ始める。

「パンふわふわ〜！」「スープ冷たくて最高だね😆」「スイカ甘っ！」「牛乳が合う〜！」
テーブルのあちこちから感想が飛び交い、自然と笑顔が広がっていった。

食べ終えると、胸の中まで満たされたような気持ちになって、私は小さく息を吸い込む。
「よし……今日も頑張ろう✨」

その言葉に、みんなが「うん！」と頷き、朝の光のように明るい空気が広がった。