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国家特別プロジェクト

第23章 ラーメンの湯気と学びの余韻

げんが少し間を置いて、照れくさそうに笑った。
「……また誘ってもいい?」

私は一瞬きょとんとしてから、自然と頬がゆるむ。
「もちろん、話そう☺️」

その返事にげんは安心したように頷き、少し声を落とした。
「……もし嫌だったら言って」

「ん?」と不思議そうに顔を上げた瞬間、ふいに腕の中に引き寄せられた。
レクリエーションのリレーで触れて以来、久しぶりに感じるげんの体温。思わず心臓が跳ねて、耳まで熱くなるのが自分でも分かった😖💗

視線を上げると、げんと目が合った。
「……まりか、真っ赤だよ」
にやっと笑いながら、からかうように囁かれる。

「もうっ😤 意地悪言わないで〜!」
慌てて抗議すると、げんは「ごめんごめん」と笑って肩をすくめる。

だけど次の瞬間、さらに強く抱きしめられた。
「……」
言葉はなくても、その温かさが胸の奥に沁みていく。

やがて名残惜しそうに私から離れると、げんは小さく笑った。
「そろそろ戻ろっか」
「……うん。誘ってくれてありがとう☺️」

そうして歩き出そうとした時――ふと、胸の奥にイタズラ心が芽生えた。
「えいっ!」と勢いよく、私はげんにギューッと飛びついた。

「わっ……!?」
不意打ちに目を丸くするげん。私は彼の胸に顔を埋めたまま、くすっと笑って言った。
「さっきのお返しだよ〜😝」

急な出来事に、げんの耳がほんのり赤く染まる。
私は顔を上げ、わざと挑発するように微笑んだ。
「あれ?げんくん、照れてる?😏」

「なっ……!😳💘」
慌てたように口を開くげんの反応が可愛くて、思わず笑い声がこぼれた。

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