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バスが山道を登り、窓の外に濃い緑が広がっていく。座席に揺られながら、私は隣のあいかと話していた。

「ねぇ、まりかちゃん」
あいかが少し声を落として言う。
「この前の女子会でいろいろ話したじゃん？……あれから心の変化ってあった？」

その問いに、私は少し迷ってから正直に打ち明けた。
「……うん。あのあと、げんくんと話す機会があってね。実は……ときめいちゃったんだ」

「えっ☺️」あいかの目が丸くなる。

私は照れながらも続けた。
「この前、美容クリニックで事務してるって話したの、げんくん覚えてて……わざわざ職場のホームページまで見てくれてたの。それって、会ってない時も私のこと考えてくれてたってことだよね？　それがすごく嬉しくて……💗」

あいかはすぐに頷いた。
「確かに、それって本当に嬉しいよね。些細な会話を覚えてくれてるって、特別に大事にされてる感じがするもん」

その言葉に私は「うん……！」と自然に笑みがこぼれる。

あいかは続けて、優しく笑った。
「まりかちゃんがときめいたの、全然おかしくないと思うよ。その気持ち、大事にしてあげて😊」

「……ありがとう☺️」
言葉にした途端、胸の奥が少し軽くなって、自然と声が弾んだ。

私は一呼吸おいて、まっすぐにあいかを見た。
「私、自分の心に正直にいたいんだ。妥協せずに……げんくんとも、ふうじゅくんとも向き合って、ちゃんと知っていきたい」

あいかは目を細めて頷き、窓の外に広がる青空へ視線を向けた。
「……うん、それが一番だと思う😌」

バスの揺れに合わせて、私の胸の中に、決意と少しの緊張が混ざった温かな感情が広がっていった。