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国家特別プロジェクト

第29章 ソースの香りと未来の話

部屋に戻ると、ベッドに腰掛けながらこころと一緒にスマホを開いた。
「見て見て!ハイキングの写真、いいね150件ついてるよ🥾」
「ほんとだ〜!キャラクターパックの写真も同じくらいだね😊」

画面をスクロールすると、キャラクターパックの投稿にはコメントも寄せられていた。
「“もっと見たい!”って声、めっちゃあるよ!」こころが目を輝かせる。
「じゃあ、今日もキャラクターパック写真にしよっか📸」
「いいね〜!そしたら今日はみんな巻き込もうよ。まつりちゃんとあいかちゃんも!」

私は机の引き出しから袋を取り出し、中をのぞき込む。
「ジャーン✨ 今日のラインナップは……犬、猫、虎、馬!」
「わぁ、種類豊富で楽しい🙌🏻」こころが笑う。

「後で2人に声かけてみよっか」
「うん、きっと面白い写真になるよ📸」

そのまま盛り上がって、私たちはどんなポーズで撮るか想像し始めた。
「4人で動物になりきって、爪立てるポーズとかどう?🐯」
「いいね!じゃあ犬役の人はワンちゃんポーズで、耳っぽく手を上にするとか?🐶」
「馬は……走るポーズ?🤣」
「最高すぎる〜!😂」

顔を見合わせてケラケラ笑いながら、次の“パック撮影会”を想像してさらに楽しみが膨らんでいった。

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