無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

夕食の時間になり、7階のメンバーが食堂に集まった。
オリエンテーションで聞いていた通り、食事は毎回このメンバーで一緒。
昼よりもみんなの表情は柔らかく、安心感が広がっていた☺️

カウンターには、チキン南蛮定食と和風ハンバーグ定食が並んでいる。
ハンバーグはこんがり焼き色がつき、ナイフを入れるとじゅわっと肉汁があふれ出す。
チキン南蛮からは、甘酸っぱい南蛮ダレとタルタルソースの香りが漂い、食欲を刺激してくる。

「え〜私はハンバーグ！がっつり食べたくて😆」
「私、チキン南蛮にするからちょっと交換して味見しない？」
そんなやり取りから、自然と会話が弾んだ。

一口食べた瞬間、口いっぱいに旨みが広がる。
「……おいしい！」思わず誰かが声を上げると、みんなも頷きながら笑った。
タルタルソースの酸味とチキンのジューシーさは、ご飯が止まらなくなる味。
ふわふわのハンバーグは噛むたびに肉汁が広がって、温かさが舌に残る。

食べながら、話題はやっぱり昼間の研修に。
「正直、あのクリーニング……泣きそうになった🥲」
「わかる！でもみんな同じだから耐えられたんだよね」
「支えてくれる人がいるってありがたいよね」

共感の言葉が次々に飛び交い、互いを労う空気が生まれる。
やがて少しずつプライベートの話題にも広がっていった。

「みんなの趣味教えて？😊」
「私はカフェ巡りが趣味！」
「え、いいなぁ！今度おすすめ教えて！」

箸の音と笑い声が絶えず響き、テーブルの上には小さな湯気がゆらゆら。
あっという間に1時間が過ぎてしまった。

最後は自然と、こんな言葉で締めくくられた。
「これから毎日このメンバーでご飯なんだね。……なんか楽しみだね」
「うん、仲良くなれそう」

頷き合う笑顔の中で、7階の女性たちの間に確かな絆が芽生え始めていた🌱