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6時55分、館内に柔らかなアナウンスが流れた📢
――「参加者の皆さん、7時から朝食となりますので、食堂へ移動してください」

7階のメンバーは眠そうに目をこすりながらもぞろぞろと廊下に出て、自然と一緒に食堂へ向かった😪

丸テーブルに集まったところで、まりかが声を上げる。
「ねえ、せっかくだから毎回席を変えない？ 色んな人とお話できるし」

「いいね！」「それ楽しそう✊🏻」
「私も賛成〜🩷」
ぱっと笑顔が広がり、自然と拍手が起こった。

配膳台に並んでいたのは、白いご飯にきゅうりと人参とかぶのお新香、納豆、レタスとオニオンのサラダ、ミニトマト、バナナ。
シンプルだけど彩りがあって、朝らしい爽やかな献立だった。
炊きたてのご飯は湯気を立て、ほんのり甘い香りが漂う。お新香はぱりっと歯ごたえがあり、朝の体に心地よく染み渡った。

「うわ、野菜いっぱいで嬉しい〜！」
「ほんとだね。健康面もちゃんと考えられてる感じする🙂‍↕️」
「毎日こんなにバランスよかったら、体調も良くなりそう！」

納豆の混ぜ方やお新香の塩加減についてちょっとした会話も弾む。
「卵ほしいな〜」「漬物しょっぱいけど、ご飯すすむね😋」と笑いながら箸を進めるうちに小さな笑い声が重なり、食堂は温かな空気に包まれていった。

30分ほどの短い朝食だったけれど、健康的な食事と楽しい会話で、自然と心も体も前向きに整えられていった。

食事を終えると、各自部屋へ戻って次の準備に取りかかる。
私とこころちゃんも、部屋に並んで戻った。

「ふぅ……朝からちゃんと食べたから、ちょっと元気出たね」
「ね、あのサラダ美味しかった〜。野菜いっぱいって嬉しいよね😁」
そんな会話をしながら、2人でドレッサーの前に腰を下ろす。

鏡を並べて、こころちゃんはビューラーでまつ毛をくるんと上げる。
「今日、体育館で筋トレでしょ？ 汗かくのに、ちゃんとメイクしちゃうの笑えるよね🤣」
「そうそう！ でも写真撮るかもしれないし……最低限は整えたいじゃん？」
2人で顔を見合わせて笑った。

ファンデを塗ったり、リップを選んだり。
「どっちの色が似合うかな？💄」
「こっちの方が爽やかに見えるよ！」
なんてアドバイスをし合いながら、まるで仲の良い姉妹みたいに準備を進めていった。