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食堂に入ると、カウンターには2種類のパスタが湯気を立てながら並んでいた。
ひとつはトマトの赤が鮮やかな「ボロネーゼ」。ひき肉の旨みがぎゅっと詰まった濃厚なソースが、つややかな麺に絡み合い、湯気とともに立ちのぼる香りが食欲を刺激する。
もうひとつは、ガーリックと唐辛子がじんわり香ばしく広がる「ペペロンチーノ」。オリーブオイルに包まれた艶やかな麺が光を受けてきらめき、シンプルながら奥深い味わいを予感させた。
その横には、ひんやりと冷えたトマトジュースが並び、鮮やかな赤がカウンターを彩っている🍅

「わぁ〜！どっちも美味しそう〜😍」
「迷うねぇ……うーん、私はボロネーゼにしよっかな！」
「じゃあ私はペペロンチーノにする！ひと口交換しよ？😋」

それぞれトレーに盛り付け、席に着いた瞬間、ふわりと漂う香りに思わず顔がほころぶ☺️
ボロネーゼは濃厚なお肉の旨みが麺一本一本に絡み、ひと口食べるごとに幸せがじんわり広がっていく。
一方のペペロンチーノは、ガーリックの香りとオリーブオイルのコクが絶妙で、唐辛子のピリッとした刺激がアクセントになり、つるんと喉をすべる。
そして添えられたトマトジュースをひと口飲むと、すっきりとした酸味が口の中をリセットしてくれ、また次のひと口を運びたくなる。