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カウンターの奥から、なじみの店主が笑顔で顔を出した。
「これはしおん様、いらっしゃいませ😊　本日はどのようなご用件で？」

しおんはまっすぐ店主を見つめ、静かに口を開いた。
「実は、獣人の子どもを2人迎え入れたんだ。服を揃えてやりたい👚」

店主の目が一瞬だけ驚きに見開かれ、すぐに柔らかな笑みに戻った。
「そうなんですか……しおん様、これで奴隷は5人になりましたね😊」

「いや、違う」しおんはきっぱりと首を振る。
「奴隷にしたわけじゃない。ただ、面倒を見ているだけだ。……もし2人が自分から望むのなら、その時に初めて迎え入れるつもりだ」

店主は胸に手を当て、深く頭を下げた。
「……しおん様は本当に慈悲深いお方ですね😌」

しおんは照れ隠しのように短く息を吐き、注文を続けた。
「背丈は二人とも135センチほど。
ロンパースを2枚、スタイを2枚、靴下を2足。
それからショルダーバッグを1つずつ頼む。……色はオレンジと紫で、ローマ字で “Momiji” と “Yuko” と入れてほしい」

店主は丁寧にメモを取りながら、少し考えて言った。
「子どもは成長が早いので……伸縮性のある布地で仕立てれば、長く着られますがいかがいたしますか？」

「……それがいいな。動きやすさも大事だしな」
しおんが頷くと、店主は安心したように笑みを浮かべた。

「承知いたしました。……合計で銅貨30枚になります💰」

「分かった。よろしく頼む」
しおんが銅貨を手渡すと、店主は丁寧に受け取り、深々と一礼した。
「必ずや、満足のいく品を仕立ててご覧にいれます😊」