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夕食を終え、後片付けを済ませたしおんはふと二人に声をかけた。

「そういえば……お前たち、クローゼットは使ってるよな？」

凛と千夏は一瞬顔を見合わせ、申し訳なさそうに小さく首を振った。
「……おそれ多くて、使えてません……😣」
「使っていいのか不安になってしまって…💦」

「え？😀　いや、遠慮するな。お前たちの物はちゃんとそこにしまえ」
しおんは立ち上がり、クローゼットを開けて二人を手招きした。

「ほら、こうやって使うんだ」
持ってきた可愛らしいロンパースをハンガーにかけ、さらに今日買ったばかりのマフラーも並べていく。
水色と紫のロンパース、同じ色合いのマフラーが並んで揺れ、まるで小さなブティックのように華やいだ。

「わぁ……こんなふうにかけるんだね……」
「すごい……わたしたちの服が……ちゃんと並んでる……🥹」

二人の瞳がぱっと明るくなり、頬がほんのり赤く染まった。

しおんはクローゼットを眺めながら考える。
（靴下やスタイなどを入れるタンスも買ってやった方が良いな。細長く縦に長いデザインなら部屋に置けるだろう）

「今度、靴下や小物を入れるタンスも買ってやろう。もっと使いやすくなるからな」
その言葉に、凛と千夏は顔を見合わせてぱっと笑った。
「「……ありがとうございます🥰 今日からはきちんと使います！」」

二人は二段ベッドに横になった🛌
「ご主人様……おやすみなさい……」
「おやすみなさい……」
柔らかい声とともに、やがて二人はすやすやと寝息を立てはじめた🌙*ﾟ

しおんが部屋の明かりを落としたその時、頭の奥にふと澄んだ声が響いた。
――千夏もだいぶ笑うようになったの。
名前の由来も、とても良いと思ったぞ。
これからも焦らず、しおんのペースで奴隷を救ってくれ。

しおんはそっと目を閉じ、心の中で静かに答える。
（……任せてください😌）

木の家に夜風がそよぎ、二人の寝息としおんの微かな微笑みが、やさしく混ざり合っていた。