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脳内ショートストーリー

第4章 【和泉沙良と金城伶〜年下くんとの恋〜】








ヤバい……すっっっごい気持ち良いぃぃ……っ



「あぁっ……イク、イクイクイク…っ」








……和泉 沙良、28歳、
あ、違う、昨日で29歳になったんだった



それで、私、何やってんだろう…?
少しだけ、頭がズキズキする
勿論、二日酔いだって理解している
寒っ……服、何処だっけ?
うわ、ベッドの下に散乱してる



起きて拾おうとしたら後ろからベッドの中へ
連れ戻されてしまう
昨日、覚えたての体温……
見知らぬ声……



「ん……まだ寝てようよ」



うん、えっと、誰…?
ゆっくり隣を見れば見るほど綺麗な顔が居る
絶対若い、学生とかじゃないよね?
私、未成年に手を出していたら確実に人生詰む…
がっつり腕の中でホールドされてるけど
枕元に私の携帯があった
時計を見て飛び起きる



「えっ、えっ、ウソ、遅刻する…!」



慌てて服かき集めて支度する
幸い、壁の一部が鏡になっていて
そこでメイクがよれてないか確認



「ねぇ、お姉さん、何してる人?」



ベッドからそう聞かれてフリーズする
出来れば、寝てて欲しかった
何も言わず、何事もなかったかのように
此処から姿を消したかったのだけども……
時すでに遅し



髪を整えながらバックを持ちダッシュで逃げる……
なんて事は出来ず、
振り返ってマジマジとお顔を拝見したが……



本当に、何でこんな事になっているのか全く思い出せない
こんな子居たっけ?
どっちから声掛けたの?
いや、もう今更考えたって仕方ない
どうせワンナイトだ
キミもそうでしょ?



ベッドの方に戻って、私からキスをした



「良い思い出ありがとう」


「え…?」



そっとお金も渡して「じゃあね」とドアに向かう
この時、心臓バクバクよ
追い掛けて来ないでね、
変な事聞かないで、
逆にお金請求されませんように、
強請られたりしませんよーに!!



部屋から出るとダッシュでその場から逃げた






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