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夜這い

第9章 妹来襲

僕は、妹に正直に話すよう促されたが、なかなか話し出せずにいた。

「ねえ!私に何したの?」

妹は、少し苛立った様子で問い詰めるような口調になった。

それでも僕が黙っていると、妹は、

「お兄ちゃんが言わないなら、私、お母さんに言っちゃおうかな!だいたいの私の想像で…、そうなるとあることないこと大袈裟に言うことになると思うけど…。」

と言った。

僕は、内心、そのほうが本当のことを話すよりまだマシな情報がお母さんに伝わるんじゃないかと思った。我ながらやったことは、妹の想像を遥かに超えていると思うから…。

そんなことを考えて、返事に困っていると、妹は、

「自分から話すのが難しいなら、一つ一つ私の疑問に答えてくれてもいいんだけど…。」

と言ってから、

「私、そういえば何日か前にも起きたとき、ちょっとパジャマの感じが乱れてると思ったの!今思うとあのときもお兄ちゃん私の部屋に来たのかな?」

と言った。僕は、

「うん!」

とだけ言って頷いた。

すると妹は、

「もしかして、もう随分前から私の部屋に来てたの?」

と驚いた様子で少し大きめの声で言った。

僕は慌てて、

「違うよ!最近になってからだよ!その日も合わせて全部で3回…。」

と言った。妹は、

「3回?3回も?と言ったらいいのか、3回だけ?と言ったらいいのか…、多いのか少ないのかよく分からないけど…、3回なんだ!」

と言った。僕は、

「うん!間違いないよ!」

と言うと妹は、

「ふ〜ん…。」

と言った。僕は、自分が返事をするときだけ妹の方を見るが、あとは机に置いてある開いた教科書の辺りを見ていた。

妹は、ずっと僕のほうを見ているようだった。僕の様子を観察しているようで、取り調べされているみたいだ。

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