変態王子様に溺愛(甘エロエッチ)されて限界です!
第2章 変態王子様の裏の顔
「はぁ、はぁ···、っ、クッ···アイシャ···っ、アイシャ」
私には、それはそれは天使のようで妖精のように美しく可愛い婚約者がいた。
出会いは6歳の時の私の誕生日の舞踏会での事だった。
私の愛しのアイシャは、ロリアン公爵に手を繋がれて挨拶に私の所へとやって来て、「アイシャ・ロリアンともうします。このたびはおたんじょうびおめでとうございます」と、可愛らしくもたどたどしいカーテシーに、私は視線を奪われて、胸の奥に甘いときめきを感じたのだ。
それからと言うもの、国王である父に何度も何度も「アイシャ嬢と婚約したい!」と懇願し、14歳の末に(お茶会と言う名の)お見合いの末に、私達は婚約者どうしとなった。
のだが···。
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