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メイドと公爵様【甘エロ】

第1章 無効化の子爵令嬢(メイド)


「はぁ、はぁ、はぁっ」


体が裂けるような痛いみに、アクアは眉を額に寄せ、額に汗をながして、時折「グッ」っと痛みに耐えるように呻きをあげた。


「アクア様、···無効化の令嬢はまだか!」

「はっ、ただいま到着致しまして、今こちらへ」


ベットの上で苦しむ主人の様子に、執事であるロイは焦りの表情を浮かべた。


コンコンコン···。


「到着されたようです」

「早く部屋へ通せ」

「かしこまりました」


「入れ」と言う短い命令の後で、無効化の命(めい)を受けたシャーロットは、静かに開けられたドアに続いて、部屋の中へと入った。


「失礼致します。本日はアクア様の魔力過多の無効化に馳せ参じました。ディーゼル子爵家が娘、シャーロット・ディーゼルと申します」

「シャーロット嬢、今はアクア様の容態が芳しくなく、出来れば早急にお願い申し上げたいのですが···」

「承知致しました。それでは、皆様お部屋の外へお願いできますか?」

「えっ、部屋の?」

「はい。私の無効化は···少々特殊でして···」


シャーロットはシュルりと胸元のリボンを外して、どんどんとワンピースを脱いで行く。



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