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いなくなった人、残された人。

第2章 ケース2:引きこもりニートの場合

~Day1 転生当日(別視点)~

時は戻って転生当日の夜。
コンビニから出て、家に戻る帰り道、懐中電灯も持っていなければ、反射材を身に着けることもしない、外灯少な目の夜道で完全に闇に溶け込む姿で歩道を歩いていた史香に突っ込んできたバイクの暴走族は…

史香との衝突時、衝撃でバランスを崩して転んでいた。

「いっっっ……てぇ……。バカ野郎!!どこほっつき歩いてんだっ!!ってアレ?誰もいねぇ?」
「どんくせぇなぁ。なんか段差にでもつまずいたんじゃねーの?」

仲間に笑われる。

「いやっ、そんなもんじゃなくて絶対ぶつかったんだって!」
「何にだよ。何もいねぇじゃねぇかよ!」
「いや、、なんかコンビニの袋だけ落ちてる。中身入りの。だから、やっぱり人いたんだって」
「逃げた?」
「逃げ足、早過ぎね?」
「轢き逃げかなぁ」
「どっちかっつーと、轢かれ逃げだろ。轢き逃げじゃなくて」
「轢かれ逃げ。初めて聞くワード…」
「てか、コンビニの袋、中身なに?」
「そこ、気になる??えーと…ジュースだな。まだ冷たいぜ」
「貰おうぜ」

そうして、唯一“手がかり”になりえたかもしれない史香の買い物の品を、パクってその場を去って行ったのだった。

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