テキストサイズ

もしも、

第7章 告白


「…す、すいません…
迷惑だったですよね。
あたしなんかに好きなんて言われて…
ほんと、先輩の気持ちも考えずに
勝手なこと言ってごめんなさ…」
「勝手に決めつけんな。」


そう言って
あたしを見つめた先輩の顔は
今まで見たことがなかったくらい
とても赤かった。

これってもしかして…


「先輩…?」
「ごめん。俺、俯いたりして。
ちょっと、考えてた。」



…一瞬でも期待した
あたしがバカだった。

そうだよね、やっぱ先輩は
考えてくれてたんだ。


あたしが一番傷つかない言葉ーー…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ