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SPROUT 悪魔が贈る「苗床」への招待状【AI生成物語】

第4章 ④ 若林 駿 ✖ 新谷 ほのか

東京・新宿。
世界一複雑な迷宮のような巨大駅の片隅で、新谷ほのか(22)は半泣きになっていた。

地方から上京して、まだわずか一ヶ月。
スマートフォンが示す地図アプリは、無情にも彼女を人混みの奥へと迷い込ませる。

「……どうしよう。戻れない……」

日中は個人クリニックの医療事務として、張り詰めた空気の中でミスをしないよう必死に生きる日々。
都会の冷たさとスピード感に、彼女の心はとっくに限界を迎えていた。

そんな彼女のバッグの奥には、数日前にアパートのポストで見つけた『漆黒の手紙』が眠っている。

『東京の迷路で道を見失う時、君を優しく導く青年の声がする。
彼の名は若林。君のまっさらな白地図を、彼だけの鮮やかな色で塗り替える男だ』

気味の悪い、新興宗教の勧誘か何かだと思っていた。
だけど――。

「あの、大丈夫ですか? もしかして、道に迷われました?」

声をかけてきたのは、洗練されたカジュアルスーツを着こなした青年だった。
若林 駿(28)

大手総合商社で海外を飛び回る彼は、都会の歩き方も、女の扱い方も知り尽くしている。
ほのかの、地方独特の垢抜けない、けれど磨けば光る宝石のような無垢さに、彼の「独占欲」が静かに火をつけた。

「あ、えっと、東口に行きたくて……でも、分からなくて……」

「あはは、新宿駅は難しいよね。僕もちょうどそっちに行くところだから、一緒に行こう」

若林の屈託のない爽やかな笑顔。
それが、恐怖に震えていたほのかの心を、一瞬で溶かした。

彼のスマートなエスコートで、複雑な通路を難なく抜けていく。
その圧倒的な頼もしさに、ほのかは生まれて初めて「男性への絶対的な依存心」を抱いてしまった。

「着いたよ。……でも、せっかくの縁だしさ」

東口の広場で、若林はいたずらっぽく微笑み、ほのかの華奢な肩を引き寄せた。

「東京の美味しいお店、僕が色々案内してあげる。……いいよね?」

都会のハイスペックな大人の男に、ぐいぐいと引っ張られる未知の感覚。

手紙の予言が現実になった恐怖。
そして、それ以上に「この人に身を委ねてしまいたい」という甘い背徳感が、ほのかの胸を激しく締め付けていた。

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