
あたしと先輩
第1章 先輩
「ねぇ唯?唯はさ付き合うなら気持ちがある方がいい?」
目の前の唯(ゆい)にはなしかける
唯は自分のお弁当の中に入っていたタコさんウインナーをはしでつまみながらゆっくりとこちらをみた
「当たり前じゃん、」
当たり前、か
やっぱり気持ちがないよりある方が絶対いいよね
「そうだよね、だからねあたしね池内先輩のハートをしとめるよ」
「ちょっとアンタその言い方やめてよ狩に行く人見たいじゃない」
「でもね、絶対池内先輩を振り向かせる」
「(その自信はどこから出てくるんだか)」
