先パイ、これは恋ですか?
第14章 計画
ガタッ!!
「……決まった事だし、俺そろそろ帰るわ。
来週の日曜日な。」
急に想夜先パイが立ち上がって言った。
なんか……。怒ってる?
「ちょっ……まっ…。
ごめん、オレも帰るわ♪じゃねー可愛い後輩達♪お疲れ様でした!!」
「「お疲れ様でした」」
2人が教室を出た。
急に雰囲気が変わっちゃった……。もっと話していたかったな……。
「ゆりか♪あたし達も帰ろっか♪」
「………………。」
ゆりかが黙っている。
あたしと帰りたくないのかな……??
「ゆり……。」
「みみ、想夜先パイと付き合って無いんだよね?」
「は??」
ん??
いや そんな 付き合ってる訳無いですよ!?
「ゆりかまで急にどうしたの!?第一、付き合える訳ないし!!」
あはははーーと笑う。
自分で言って少し凹んだ
「本当に……??」
「本当だってば!!」
「ふーーーん。」
何か引っかかる。
何かに納得してない様子のゆりか。
どうしたんだろ。
まぁ、とりあえず帰ろ♪
「いこっ!!ゆりか♪」
「う、うん…。
行こっかぁーーー♪」
教室を出る。
「想夜先パイが嫉妬してる様に見えたのは、気のせいか………。」
「何か言ったーー??」
「ううん、何にも♪」
ゆりかの言葉を みみは知る由もなかった。