先パイ、これは恋ですか?
第5章 少しだけ
前のバンドの演奏が終わった。
あたし達の出番だ。
発表は、音楽室に移動して行う。
「私達なら、絶対大丈夫だ。
自信を持って行け。」
「そうだにゃ。
今まで頑張ったにゃ!!
とにかく楽しもう!!」
「みんな気合い十分♪
あたし達に不可能は無いっ!!!!!
んじゃ、ミストコロン 行くよっ!!!
楽しもう、あたし達の初ライブ!!!」
ガチャ………。
ドアを開けた向こうには先パイ達が沢山いた。
あたしは……。
やっぱり想夜先パイを探す。
想夜先パイ…。
想夜先パイ……。
想夜先パイ……!!??
って、いないじゃんっ!
もしかして、追試!?
あんまり頭良くないって言ってた気が……。
「想夜先輩いないな。」
「うん…。」
見て貰え無くて残念…。だけど、これなら絶対歌えるハズ!!
「でも、頑張る♪」
「うんっ!!
楽しもうにゃ♪」
「あぁ。」
『はい。
準備出来たんで始めて下さい。』
いよいよだっ!!
楽しもう!!
「いくよっ!!」
わん、とぅ、すりー、ふぉー!!