先パイ、これは恋ですか?
第6章 変化
ガラッ…。
「おはよう…。」
こんな小さい声だれも聞こえる訳無い。
誰かに聞いて欲しい訳でも無いけど…。
「おはよー!」
愛だっ!!
「おはよっ♪」
愛だけが唯一の友達。
だけどいいんだ。
1人いれば十分だよ…。
「はよ、桜乃。」
智也!?
そっか 友達は1人じゃ無い。2人だった。
「おはよっ♪」
愛以外の人と教室で話せるなんて、初めてだ!!
素直に嬉しいな♪
「お金持って来たよ!
はい、ありがとーございましたぁっ♪」
「まじかっ!!忘れると思ったのに…。」
「なんやねんっ!!
どうゆう扱いやねんっ、うち!!」
「まさかの関西弁!!」
ちょっとイラっと来るけど まぁ良い友達だ♪
素で話せるのは愛と智也だけで良いのだっ♪
って、あれ……??
みんなあたしを見てる。
あたしが男の子と話すの珍しいし素だしね。
っま、気にしない気にしない!!
今日はいつもと少しだけ違う日だな♪
昨日智也に会えて良かったぁっ♪