先パイ、これは恋ですか?
第6章 変化
気になるものは気になるっ!!!!
「本当に付き合ってないかなぁ……。
だって、花蓮先パイ スッゴく可愛いし。」
「はぁ……。
もっとね、自分に自信を持たないと!!
ただでさえ先輩後輩っていう面で遅れてるんだから…。」
「分かってるよぉ…。」
先パイとあたしの共通点は 軽音部って事だけ。
先パイはきっとクラスでもモテてる。
あたしは……。
先パイを好きで良いのかな……。
この気持ちは いつか届くのかな……。
「志音…………。
あたし、このままでも良いのかな……。
全然距離が近付かない気がするの。」
「そうだな。
だが、それを承知で好きになったんじゃ無いのか??」
「ん……。
分かんない……。
だけど、好きなの。」
「なら……。」
「なら………??」
「なら、第一歩として。
メアドを聞いてこい!」
メアド……。
メアド…………っ!!!
「そっか、そうすればいつでも話せる♪
さすが志音!!
気付かないなんて、あたしバカだなぁ!!」
「バカだからな。」
無視無視…。
「じゃあ、今から…!」
腕をガッと掴まれる。
「いや、テストが終わってからな!!」
「はぁい……。」