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先パイ、これは恋ですか?

第8章 図書館


「それで…。
練習が終わった時、なんかもう 胸が苦しくて 帰り道の時も、家でも、学校でも 想夜先パイしか考えられなくなってきちゃったんだ…。」


「あの日の帰り道、確かに みみが静かだったな。
そんな気持ちでいたのか。」


「えへ…。
実は…ね…。
先パイの事ばっかりで、恋かもっていう発想にならなかったんだな、これが。

で、次の日にまた先パイに教えて貰った時、ドキドキし過ぎて倒れちゃった って訳。
………。
はぁ…………。
思い出すだけで恥ずかしいっ!!」


「倒れた理由がそれで安心したよ。病気だったらどうする!?って、結羽と話してたんだからな。」


「すいませぇん!!」


「まぁ、そんな謝られ方されてもって感じだがな。
じゃあ、結局私らが言わなかったらずっと気付かなかった訳か。」


「まぁね…。
変態で終わる所だったんだからね!?」


危なかったよね。
変態で終わらなくて本当に良かった!


「まぁ、出会いは大体分かった。普通だな、うん。
じゃ、次。先パイの好きな所シリーズ。」



「まじすかっ!!
なんか今日、質問攻めやね!?
まぁ、今は気分が良いをで……これも話しちゃおうかな♪」


「……。」


「先パイの好きな所シリーズっ!!
まず……。」


まず………。

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